法人化するメリット・デメリットにつきまして

法人化のメリット・デメリットは時代背景や社会情勢、個人事情などによっても異なるかと思いますが、
専門的な見解をご教授いただけますと幸いです。

投稿日時: 2018年12月14日 00:47

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匿名医師

回答一覧(1)

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医療法人化のメリットとデメリットについて回答させていただきます
1.メリット
法人化の最大のメリットは個人開業の場合と比較して圧倒的に節税をはかることができることです。
個人の場合は、課税所得金額が1800万円超で所得税40%住民税10%で合計50%の税率が適用されます。また、課税所得金額が4000万円超で所得税45%住民税10%で合計55%の税率が適用されます。従って個人開業の場合、税負担が重く、なかなか貯金が増えていきません。一方医療法人の場合の法人税等の税率は約30%以下となっており、個人と比べた場合大幅に税率が低く設定されています。
また、医療法人の場合、配偶者に高額の給与を支給する、父母にも給与を支給する等個人と比べて所得分散が容易にできます。さらに医療法人の場合貯蓄性の高い生命保険に加入することにより節税を図りながら資産形成をおこなうことも可能です。この3つのメリットをうまく組み合わせることにより、個人と比較した場合に大幅な節税をはかることが可能になるのです。
また医療法人化した場合の節税メリットは所得が高ければ高い人ほど大きくなるということも覚えておいてください

2.デメリット
医療法人にした場合、個人と医療法人のお金を明確に区分する必要があります。従いまして、個人開業の時からどんぶり勘定で経営しているような先生は、法人化するとお金の流れが複雑になり、さらに混迷することになるので
お勧めしていません、また設備投資を多額に行った結果借入金残高が大きい先生の場合、医療法人化した場合、個人に借入金が残ってしまい、給料のなかから支払わなければならなくなりますので、ある程度借入金を返済してから法人化した方がいいと思います。

医療法人の場合、法人設立手続きそのものは、行政の指示に従って設立すればできますが、問題は設立後の運営方法です。
せっかく法人化したのに正しくない運営方法をとっている法人をよく見ます。法人化にあたっては医療法人に精通している会計事務所に相談することをお勧めします

湯沢会計事務所代表税理士 湯沢勝信
http://www.yuzawa.com/

投稿日時: 2018年12月30日 12:16

なるほど 0

湯沢 勝信

湯沢会計事務所 代表税理士 湯沢会計事務所

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