後継ぎのいないクリニックを継承する際の注意点は

後継ぎのいないクリニックを買って継承する際の、注意点は
何でしょう?購入金額ももちろん大事ですが。

投稿日時: 2018年12月14日 17:29

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匿名医師

回答一覧(1)

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最近は、開業医の高齢化に伴い継承物件の数が増えてきており、開業時の選択肢の一つになってきているといってもいいと思います。
継承物件での開業については、新規開業と比べて、1.最初から患者がついているので、成功する確率が高い2.購入金額+運転資金2ケ月分の資金を用意すればいいので、資金計画が立てやすいというメリットがあります。
一方継承物件の場合以下の点に注意しなければなりません

1.継承理由
一番いい理由としては現経営者の高齢化による引退です。自分が診ていた患者を次の先生に引き継いでもらいたいということで、引退する先生にとっても引き継ぐ先生にとっても両者にメリットがあります。
引き継ぐ理由が、患者減少による経営不振による撤退・移転の場合や、医療事故があったこと等の場合は注意が必要です

2.物件の老朽化
売却する医師の高齢化による継承の場合は物件が老朽化しているケースが多いと思います。物件が賃借物件の場合には、患者を引き継いでから1年くらいして近くの新しい物件に移転する先生が多いと思います。
一方物件が引退する医師の所有物件を賃借する場合には注意が必要です。
物件が古い場合の維持メンテナンス費用の負担の問題、契約期間が長期の定期借家契約になっていて、中途解約ができない場合、前医師がクリニックと同じ建物に住んでいる場合に経営に干渉してくる場合等いろいろな問題が起こる可能性を想定する必要があります

3.デューデリジェンス
これは、聞いていた話や提示を受けた資料が実態と本当に一致しているかどうかです。レセプト枚数、外来患者数や、売上金額、従業員の数や給料等
が真実であるかどうかの調査が必要です。売買契約が成立した後でこんなはずではなかったということがないようにできる限り確認した方がいいと思います

いずれにせよ、継承=M&Aに関しては、医師どうしのみで決めるのではなく、一定の費用がかかっても専門家と一緒に進めることをお勧めします

湯沢会会計事務所代表税理士 湯沢勝信
http://www.yuzawa.com/

投稿日時: 2018年12月29日 17:42

なるほど 0

湯沢 勝信

湯沢会計事務所 代表税理士 湯沢会計事務所

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