新規開業かもしくはクリニック継承か
将来的に自分のクリニックを持ちたいと考えております。新規開業の他にクリニック継承の選択肢もあると思います。仲介サイトを見ますと4000万ぐらいでの継承案件(平均患者数90人/日)もみられます。クリニック継承だと患者さんが既についている、初期費用が抑えられるなどのメリットが考えられますが、何か注意する点はありますでしょうか?また新規開業を選択した方がいい場合などがあれば教えて頂けると幸いです。
投稿日時: 2019年1月10日 18:57
匿名医師
将来的に自分のクリニックを持ちたいと考えております。新規開業の他にクリニック継承の選択肢もあると思います。仲介サイトを見ますと4000万ぐらいでの継承案件(平均患者数90人/日)もみられます。クリニック継承だと患者さんが既についている、初期費用が抑えられるなどのメリットが考えられますが、何か注意する点はありますでしょうか?また新規開業を選択した方がいい場合などがあれば教えて頂けると幸いです。
投稿日時: 2019年1月10日 18:57
匿名医師
開業医の高齢化とともに継承物件の数も増えてきました。継承物件で開業した場合、物件の譲渡価格+2ケ月分の運転資金で開業可能ですので、成功確率の高い物件ということができると思います。
一方継承物件で開業する場合注意しなければならない点もあります。
1.修繕費の問題
一般的に継承物件の場合、建物や内装が老朽化しているケースが多いと思いますので、将来的に移転する場合を除いては、今後の修繕にいくらくらいかかるか見積もっておいた方がいいと思います。
2.医療法人継承の場合の契約上わからなかった各種瑕疵の問題
医療法人を引き継ぐ場合には、法人として過去に行った、保険請求や、税務申告、スタッフとの雇用契約、その他各種契約を引き継ぐことになります。
それらについて表面上はわからなかったことが、継承後に問題になる場合があります。そのようなことにならないように買収監査をしっかりと行う必要があります。
3.スタッフの高齢化の問題
古いクリニックで長く働いているスタッフの中には高齢で、動きが悪くなっている人もいます。そういうスタッフは期間を定めた契約で雇用するようにした方がいいと思います
4.継承理由が病気や高齢化以外の場合
継承の場合、継承理由はとても重要です。特に継承理由が病気や高齢化以外の場合は注意が必要です。医療事故をおこした、脱税で検挙された、スタッフとトラブルになった等が譲渡理由ではないか確認が必要です。
5.新規開業を選択した方がいい場合
一般的に継承物件の営業権(カルテ代)は、新規で開業した場合に現在の患者数を集めるまでに必要な運転資金の額と考えられます。
従いまして、あまりにその営業権の価格が高い場合や、同じくらいの患者数を短期間で集められそうな開業場所が他にあれば新規開業を選択した方がいいと思います
湯沢会計事務所代表税理士 湯沢勝信
http://www.yuzawa.com/
投稿日時: 2019年1月15日 13:49
湯沢会計事務所 代表税理士 湯沢会計事務所
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