患者が集まるクリニック広告戦略最前線
リスティング広告について


リスティング広告とは
グーグルなどの検索サイトで検索をかけた際に自然検索と呼ばれる枠よりも上に、広告枠が表示されることをご存知でしょうか? (資料1参照)自然検索はSEOアルゴリズムによって順位が変動するものですが、この広告枠はリスティング広告と呼ばれるもので、広告料金によって順位が変動します。主にグーグルの「グーグルアドセンス」とヤフーの「ヤフープロモーション広告」の2つがありますが、これらはある固定の検索ワードに紐づく広告が掲載される仕組みになっており、検索と連動していることから「検索連動型広告」とも呼ばれています。広告ですので、よりお金を出している広告主が上位に表示される仕組みになっています。検索サイトが無料で使える秘密はこういった広告収入に支えられているからなのです。
資料1
リスティング広告のカラクリ
リスティング広告はクリック課金型広告と呼ばれる広告の形態をしています。ユーザーが表示された広告をクリックすることで広告主に対して広告料金が発生するシステムです。クリック単価はオークションで決定しますので、1クリックに対していくらまで出せるか、そこがカギになります。つまり、1クリック100円に設定した広告よりも1クリック200円で設定した広告の方が広告枠の上位に表示されるということです。しかし、いくつかの注意点があります。たとえば「東京 病院」などのワードに設定すると、カテゴリーが大きいため検索される回数が多くなり広告の露出が増えますが、そういったワードは競合が多いためクリック単価が高くなります。逆にあまり使われないニッチなワードで設定すると安価になりますが、あまり検索されないようなワードに設定してしまうと、露出が少ないため広告効果が薄くなります。
インターネットからの集患に悩んでいるクリニックこそリスティング広告を
他の広告に比べて自由度が高いこともリスティング広告の特徴のひとつです。アカウントさえ持っていればすぐに広告を出すことができますし、もちろん、すぐにやめることもエリアを絞って掲載することもできます。たとえば東京で開業しているクリニックが大阪に住んでいる方に対して広告を表示させる必要はないかと思います。つまり、医療圏内に絞って広告を表示させることが可能ということです。上限を設定することができ、50,000円に設定すると50,000円分クリックされた時点で広告が表示されなくなります。
また、SEO対策がうまくできていないホームページなどにも有効です。たとえば、開業したてのクリニックのホームページは公開期間が短くコンテンツの量も少ないためSEOには不利になります。しっかりしたホームページ制作会社に依頼すれば1年ほどで検索上位に入ってくるかと思いますが、それまでのつなぎとしてリスティング広告を使用するという策もあります。
リスティング広告を上手に使うことができれば、少額でもホームページに誘導し集患する流れを作ることができます。インターネットからの集患で悩んでいらっしゃる方は一度検討してみてはいかがでしょうか。