患者が集まるクリニック広告戦略最前線

スマートフォン対応について

ホームページのアクセスの半分以上はスマートフォンから


 スマートフォンの使用者が著しく増えているのは、皆様の生活の中でも実感している方は多いと思います。総務省の発表によるとスマートフォンの普及率は年々増加し、およそ72パーセントに上っています(博報堂DYメディアパートナーズ・メディア環境研究所発表)。2017年には減少傾向にあったパソコンの普及率を超えました。インターネット利用機器においてもスマートフォンはパソコンを上回っています。まさに現在、インターネットの主役はスマートフォンにあると言っても過言ではありません。

 

資料1 

 

 (資料1)はクリニックのホームページのアクセス元をデバイス別に表したものです。全体割合の半分がスマートフォンからのアクセスという数字を見ても分かるとおり、いかにインターネットを取り巻く環境がスマートフォンにシフトしているかがお分かりいただけるかと思います。特に、婦人科、小児科、皮膚科などは女性がアクセスすることが多いため、スマホからのアクセス数は他の科に比べて多い傾向があります。


あと10年でスマホ世代はクリニックの利用者が増える年代に

 

資料2

 

 比較的にスマートフォンからのアクセスが少ない内科などはスマートフォンに対応しなくて良いかというと、それは違います。(資料2)は年代別のスマートフォンの利用率をまとめたものです。60代でも半分以上の方がスマートフォンを使用しているという結果が出ていますが、ここで注目すべきは80パーセントを超えている40代ではないでしょうか。40代となると生活習慣病などが懸念されはじめる年代ですが、10年もすればその世代がそのまま50代になります。病気のリスクはさらに増え、体の異変を感じてクリニックを調べるようになるのではないでしょうか。利用率を見ても分かるとおり、そういった世代がスマートフォンからアクセスすることは目に見えています。ホームページは常に先を見据えた対策が必要なのです。

 

スマートフォン対策はSEOにとって有効的


 前回のテーマであったSEO対策の中で、グーグルの検索アルゴリズムはユーザーにとって使いやすく有益な情報であることが検索上位に上がるポイントのひとつだと述べました。現在、SEOとスマートフォンは切っても切り離せない関係にあります。スマートフォンをお持ちの方は、古いホームページを見た際に、字やボタンが小さくて見づらいと感じたことはないでしょうか? それはひと昔前に作られたホームページが手のひらに乗るような大きさのデバイスを想定していないからです。2015年のアルゴリズム変更によって、そういったホームページはSEOの評価が下がる仕組みになりました。逆に、スマートフォンに合わせて視認性や操作性を意識した作りになっているホームページは検索順位が上がります。前述のとおりインターネットの主役がスマートフォンに移行している現在、スマートフォン対応していないホームページはSEO対策にとって致命的と言えるでしょう。SEOのことだけでなく、患者さんがどのようなデバイスを使っても見やすいホームページにしておくことはクリニックを知ってもらうことでも大切な取り組みだと思います。まだ、スマートフォン対応のホームページにしていないクリニックはこの際に見直しを検討してみてはいかがでしょうか。

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