チームで実現!梅岡流クリニック経営術

開業時の失敗談

1.開業地の変更

 

私自身、当初開業を考えていた場所に手付けを打ったのですが、

やはりその場所に開業するということに対して懸念があり、

手付金250万円をドブに捨てたという経験があります。

 

というのも、

当初開業を決めていた場所は駅からも近い商業エリアであり、

同じエリア内に耳鼻科が少ない。

それだけ聞くと好条件な場所だったのですが、

年齢別の人口分布を見てみると子どもが少ないことに気付いたのです。

耳鼻咽喉科領域にとって、幼少児は小児科とバッティングするくらい

マーケットとしては需要が大きいのですが、その子どもが少なかったのです。

 

しかし開業地の変更というのは、基本的にはあってはならないことだと思います。

開業地を変更するということはまたゼロからのスタートということであり、

マーケティングもやり直しになりますし、

もちろん建築・内装・施工という点でも手間暇がかかります。

 

そういった意味でも、事前にしっかりと診療圏調査をして、

「ここで開業するぞ」

という覚悟が必要になるかと思います。

 

 

2.スタッフ採用

 

スタッフが働き出して3日で無断離職してしまうというケースがありました。

 

こちらとしては常勤で採用して、

これからしっかりと教育をしていこうという矢先だったのですが、

思い返してみれば、採用の戦略としてただただ耳鼻科の仕事に対して募集をして、

「給料はいくらだ」「福利厚生費はいくらだ」

といった他院とあまり違いがない曖昧な形で採用してしまったことは、

想いを共有するという意味で

リスクが生じる採用をしてしまったなと思っています。

 

この失敗を活かし、現在では複数の現場スタッフの目で見てもらうほか、

パソコンテスト適性検査理念に共感してくれるか等を

総合的に判断して採用するようにしています。

 

 

3.マーケティング

 

業界紙広告を出す際、

ターゲットに訴求しないようなものを出したことがあります。

 

その広告は全国に販売・配布されるものであり、

有名な某プロ野球選手との対談に惹かれて広告を打ち出したものの、

全国誌には掲載されない、

しかも業界内でしか広まらないようなものであり、

全くマーケティングの効果はありませんでした。

 

今ではしっかりと費用対効果を検討し、

患者さんにとって告知すべき内容であるかどうか

といった基準で判断しています。

 

 

4.業者さんとの訴訟問題

 

契約書に書いてある契約期間の内容についての文書に

お互い相違がありました。

 

結果、弁護士に依頼するという

マイナスエネルギーを使うこととなりました。

 

しかしこの件があり、口約束ではなく、

しっかりと書面で契約を交わすことの重要性

再確認できたことは学びとなりました。

 

 

5.クリニックの内装に関して

 

内装業者さんとの綿密な打ち合わせをせずにある程度任せてしまうと、

コンセントの配置(クリニックにはたくさんのコンセントの配置が必要です)、

カウンターの高さ、照明の位置、スイッチの位置などが

後々の「こんなはずじゃなかった」に繋がります。

 

細かいようですが、後になって使いずらさに気付いても

挽回が非常に困難なので、

事前の綿密な打ち合わせをおススメします。 

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