チームで実現!梅岡流クリニック経営術

医師会には入るべき?メリット/デメリット

1.メリット

 

予防接種の一括供給が挙げられます。

そういった一括の供給を得ることにより

その地域で予防接種活動を行うことが出来たり、

学校医を受託することにより

クリニックの存在を地域の方々に広めることができ、

その報酬として年俸で数十万円の給与が

発生するという点があります。

 

また、各保険所に入った食中毒や感染症の発生情報などを

医師会からのファックスでいち早く知ることも出来ます。

 

その他、低利子・無担保で融資を受けられる、

事務手数料が定額の積み立て型私的年金制度に加入できる、

団体料金で割安に保険への加入が可能になるなど、

金銭面でのメリットも多いでしょう。

 

特に医事紛争が起こった際に「入会していて良かった」と

思う方が多いのではないでしょうか。

医師賠償責任保険への加入について、

一般の保険会社でも取り扱っているのですが、

示談交渉や弁護士の選任は個人で行う必要があります。

 

しかし、医師会の医師賠償責任保険に加入していると、

医師会には専門のスタッフや顧問弁護士がいますので、

個人で動く手間は省くことができ、

訴訟の際には保険金が下りるので

金銭面での不安を感じることがなくなるのです。

 

 

2.デメリット

 

まず入会金についてですが非常に高額であり、

国と県を合わせると私たちのエリアである

芦屋・西宮市では500万円を超えます。

 

そして医師会の会合とは、“会合のための会合”といった印象で、

何かが決まらずとも、その会合をすることで

満足感が得られているというように感じました。

 

こちらは私の私見なのであしからず・・・。

 

その会合の内容についてですが、

経営の話はほとんど出てきません

これについては先生方のプライドにも

関わることなのかもしれませんが、

医師会においては経営というものについて

真剣に論ずる場ではないという認識を持っています。

 

医師会の目的は医道の高揚、医学教育の向上、

医学と関連科学との相互進歩、生涯教育などですから、

医療行為に関する学習はできても

経営を学ぶという点では難しいと思います。

 

また休日当番医を請け負う必要があり、

輪番制で当番医が回ってきます。

こちらが面倒で入会しないという声を耳にしたことがあります。

負担するのは診療だけでなく、

医師会内の仕事を頼まれることもあり、

介護保険の審査や市民公開講座の委員などを請け負うと、

診療時間内に会議に出席する必要性なども出てきます。

 

医師が一人で診療を行っているクリニックの場合、

会議の日はクリニックを休診にしなければならないので、

直接収入に響くのが難点です。

 

さらに、医師会の関連団体に日本医師連盟という

政治団体があり、選挙が近づくと選挙活動への協力を

求められることがあります。

 

都市部においてはご承知の通り、

医師会への入会率は下がってきており、

田舎ではまた別の様相を呈していますが、

私自身、医師会に入会していないからといって

大きな被害を受けたという経験はございません

基本的には入会しない方向ですが、

一部のクリニックにおきましては

先程述べた予防接種一括供給という課題がありますので、

入会している次第です。 

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