チームで実現!梅岡流クリニック経営術
クリニック経営を学ぶ方法


クリニック経営を学ぶ上でのおススメはなんと言っても
“異業種から学ぶ”ということです。
私の経験をお話すると、兵庫県で開催された中小企業同友会という
全国47都道府県にある中小企業の経営者のコミュニティで、
「皆で経営者としての学びを深めよう」という会に参加した際、
参加する皆さんの経営者意識のレベルの高さに愕然としたと共に、
あまりにも自分自身が経営について
全く勉強していないという事実に気付かされました。
ちなみにこの会に参加したのは、開業後のことになります。
その会は、ただ講演を聞くだけの会ではなく、
一つのテーマについてグループごとに分かれて討論をし合うものであり、
私も自分の意見をシェアせざるを得ない状況に置かれました。
そのときの気持ちとしては、「とにかく言葉が分からない。」
“人事考課” “PDCA” “ポジティブフィードバック” など
聞き慣れない言葉ばかり。
それどころか当時は “BS” や ”PL” など基本的な経済用語の知識すらなく、
自分自身の経営に対する理解力の不足、というより欠損を痛感しました。
マネジメントに関しては、
何から何まで本当に分からないことだらけだったことを覚えています。
そして、このセミナーでは、バズセッションの後に必ず懇親会があります。
その懇親会を通して、いろいろな業種の経営者と交流をさせていただき、
そこでさらにたくさんのことを学びました。
その一つが、医療業界は、必要な経費はほぼ人件費で占められていて、
勘定科目では費用に該当する仕入や家賃に関する支払いは
あまり掛からないビジネスモデルだということです。
また、どの業界も医療業界以上に厳しい現実に直面している印象を受けました。
そのような異業種が集まる中にいて気付かされたことはまさに
『医療業界がいかに経営を学んでいないか』
『医療業界がいかにブルーオーシャンであるか』
ということだったのです。
しかしそれは逆に考えると
『周りの開業医が経営を学んでいない分、
今この段階で経営を学ぶことは効果的な成果に繋がる』
ということになります。
20年後の医療業界は
現在の歯科業界=レッドオーシャン
に近づいているというのが私の考えです。
今が良ければそれで良いというわけではなく、
これからも永続的に良い環境を保つためには、
経営を学ぶことは避けては通れないことなのです。
“経営”という言葉の本質は、
“関わる全ての人を幸せにする”ということなのですが、
その言葉の本質通り、患者さんにとっても、スタッフにとっても、
そして地域の方々にとっても
より幸せになれる経営を学んでいく必要があるのではないでしょうか。
私自身、医療業界においてはまだまだクリニック経営を学ぶという
マインドが少ないと感じ、
そこでM.A.Fという開業医コミュニティを立ち上げた次第であります。
もしご興味がございましたら、こちらのホームページをご覧ください。
→ クリニックの経営と運営をサポートする開業医コミュニティM.A.F