チームで実現!梅岡流クリニック経営術

開業後のモチベーション維持の秘訣

自己啓発の大家、アンソニー・ロビンズの言葉に

「Proximity is Power(近接さは力なり)」

という言葉があります。

自分の近くに置く人を、どれだけ慎重に選んでいくか

が大事になるということですが、

結局のところ人は、周りの人から多大なる影響を受けるものであり、

モチベーション維持の秘訣に関して言うと、モチベーションの高い開業医の方と

如何にして付き合うのか、ということになります。

 

私は年齢を重ねるごとに思考の柔軟性が乏しくなることに対して、

常に危機感を覚えるようになりました。

 

かの有名なパナソニックの創業者でもおられる松下幸之助さんは、

常に、自分自身が素直でいられるかどうかを

日々の課題として仕事に取り組まれていたそうですが、

まさに私も同様に、素直な心をもって、

スタッフからの意見、あるいは患者さんからのご指摘、

あるいは業者さんからのご指摘に対して、

真摯に対応できているか、常に自分に問いながら

日々の業務を行っています。

私が医師になりたての頃に、常に素直な心を持って学習をし続けるという

医師としてのあり方を説いてくれたのは両親で、

今はそのことに非常に感謝しています。

 

医師としてのおごりや高ぶりを取り去るために、

開業医同士の勉強会にも参加していました。

しかし勉強会の内容は医療のことばかり。

その頃私は、他業種の方の集まりの中にも積極的に飛び出していたので、

医療業界の経営に対する考え方は他の業界から遅れていると感じました。

どうして経営マインドそのものを知らずして、

クリニックを開業してやっていけるのかを真剣に悩んだものです。

実際には知らずしても、

ただやっていくだけならやっていけるとは思います。

 

今の日本の医療情勢においては、経営そのものをそれほど深く学ばなくても、

それなりに仕事はできるでしょう。

しかし、少子高齢化は一層進み、これからの医療情勢は必ず変わります。

現在、歯科業界ですでに起こっている勝ち組・負け組に、

医科業界も直面する時がやってきます。

その状況を考えた時、現状に甘んじるクリニック経営がどうなるかは、

私は、自明のことであると思っています。

 

そういった背景を考えて、私は同じ想いを持つ開業医の先生方と連携して、

開業医コミュニティM.A.F(Medical Activation Federation:医療活性化連盟)

を立ち上げました。

 

M.A.Fでは、医院運営、スタッフ教育、日々進歩する医療技術への対応など、

クリニックが抱える諸課題を日本全国の開業医の皆さんと語り合い、情報を共有し、

ともに成長することで、地域社会への貢献、大きくは、

日本へ貢献して日本全国に活気があふれることを目指しています。

 

M.A.Fを通して、

志の高い先生方と同じ時間を共有することで相乗効果が発揮され、

より成果が出て、スタッフとの関係も良くなり、

家族と過ごす時間も増え、売上も上がるという結果が出ています。

 

私のモチベーション維持の秘訣は間違いなく

M.A.Fの仲間と過ごす貴重な時間であると言えるでしょう。

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